GPUを分解して清掃・グリス塗り直しをしてみる

GPUを分解して清掃・グリス塗り直しをしてみる 環境構築
GPUを分解して清掃・グリス塗り直しをしてみる

サブ機のCPUグリス塗り直しのついでに、サブ機に取り付けてあるMSI製のNVIDIA GeForce RTX3050の分解清掃とグリス塗り直しもしてみることにしました。

負荷時に特に異常な高温になっているわけではないのですが、3年程度はノーメンテなので、いい機会ですし見てみようかなという感じです。ちなみにGPUを分解清掃するのは初めてです。

GPU分解は保証外になる可能性が高いです。もしこの記事を参考にGPU分解を行われる場合は、ご自身の責任で行ってください。何らかの損害が発生した場合、当方は一切の責任を負えませんのでご了承ください。

GPUを分解清掃する(NVIDIA GeForce RTX3050)

PCの電源を切って少し時間を置きます。PC電源にスイッチがある場合はOFFにして電源コードを抜いておきます。ディスプレイケーブルも外しておきます。

マザーボードからGPUを外します。電源ケーブルを外し、背面パネルにネジがあるので外し、PCIスロットの留め具を解除することでGPUを取り外せると思います。

留め具が解除されてないと抜けないですし、力を入れると基盤破損する可能性もあるので注意です。

矢印の部分が留め具。これを解除してないとGPUが外れない

状態を確認してみると、やはりかなり埃が溜まっていました。ファンにも細かい粉塵のような埃が付着して、ヒートシンクの間にも埃が積もっています。

なかなかの埃っぷり

自分のGPUには背面パネルに4つネジがありました。このネジで背面パネルとヒートシンクで基盤を挟み込むように固定しているようです。

ネジにはバネがついていて、CPUクーラーなどのようにGPUダイとヒートスプレッダとグリスが密着するよう圧を掛けられるようになっていました。

ネジ一本だけシールが貼られていて、破らないと回せないようになっていました。分解したかどうかわかるようにしているものだと思います。つまりこれを破ったら保証は効かなくなります。

ネジにバネが付いていて固定に圧が掛かるようになっている

4つのネジを外すとほぼ力要らずに、ファンとヒートシンク、基盤側のプレート(背面プレート)に分離しました。ただ、ファンの電源線のカプラが鬼のように固く何しても外れなかったので、線は付きっぱなしでメンテします。なんでこんなに固いんだ…。

さらに、ヒートシンクとファンを固定しているネジ4か所を外して、ヒートシンクとファンを分離しました。

ヒートシンクのにはファンの形状に埃が積もっています。3年モノの埃ですが、思ったよりは積層してなさそうな感じ。でも確実に冷却性能を下げているのは間違いありません。

ヒートシンクの間やファンに付着している埃はハンディ掃除機で吸い取って、最後にエアダスターで吹いて埃を取り除きました。ファンの微細な埃は多少湿気を吸っているのか、エアダスターでもとれないので、エタノールで湿らせた綿棒で綺麗にしました。ファンの埃は特に冷却性能に関係なと思いますが、気分の問題です。

グリスの状態は、半分乾いているような感じでした。粘性がまったくなくなってるというよりは、練り消しゴム?のような感じ。新鮮なグリスのドロッとした感じはないですが、固着しているとも言えない微妙な感じです。

ダイ側。けっこうもりもりにグリスが塗られている(というかおそらくパッドではないかと思う)
ヒートスプレッダ側。

一応グリスは固まってもダイとヒートスプレッダに空間なく密着してれば冷却性能発揮するらしいのですが、塗りなおした方が精神的にも物理的にも冷却性能を担保できると思います。

ヒートスプレッダ側、ダイ側ともに劣化したグリスを除去して綺麗にしました。

グリスを除去するのはIPA(イソプロピルアルコール)を使うのがいいとされますが、無水エタノールでもOKですし、消毒用エタノールでも気化するまでちゃんと乾かせば問題ないそうです。ベンジン等はプラスチックに影響あるのでNGです。

自分はキャンプで使う燃料用エタノールがあるのでそれを使いました。

鏡面仕上げのダイ
ヒートスプレッダはホース部分が銅みたい

新たにCPUグリスを塗りなおします。GPUですがCPUグリスでもちろん問題ありません。サーマルパッドもいくつか取り付けされていたのですが、特に劣化はしてなかったようなので、ついていたものをそのまま使うことにしました。

アマゾンで買った初めてのCPUグリス。700円也。熱伝導率は信じてません。15.7w/mkなんてあるわけないw
ヘラで塗ったCPUグリス。ちなみにダイの周りにあるのがVRAM。2GBが4枚乗ってる。もっと乗せてくれてもいいのに…。

グリスを塗ったら逆順に組み立てていきます。一応ちゃんとヒートスプレッダが密着しているかは、横からライトをあてて確認しました。問題なく密着していて隙間はなさそうです。

清掃後のGPU。埃がなくなって綺麗になった!

最後に再度マザーボードにGPUを取り付けします。電源ケーブルやパネルのネジも忘れずにつけます。

組付けした後、BIOS画面になりちょっと焦りましたが、GPU関係ではなくGPUを外したときに、CPUクーラー線が緩んだせいだったようです。まったく驚かせやがって…。

おまけ:冷却性能はどうなった?

厳密な温度測定ではないですが、一応清掃前と清掃後がどうなったか比べてみます。清掃前の画像が無いですが、値はテキストで取得してあったので、それを参考にしています。

アイドル状態

清掃前はアイドル状態でおおよそ33℃~35℃くらいが見えていた感じでしたが、清掃後は30℃~32℃付近で安定しています。いい感じに温度下がっていますね。

負荷時

清掃前、負荷時にはおおよそ60℃程度が上限でした。BlenderBenchmarkをつかって負荷をかけて温度がどうなるか見ましたが、60℃にはいかず58℃が一瞬見えた程度で、おおよそ54℃~56℃付近でした。負荷時も2℃~3℃ほど下がったように思います。

3050はコア数も少ないし消費電力も低いのでもともとあまり発熱しませんが、清掃の効果はあったようですね。

まとめ

保証の問題もあるので、万人におすすめできるわけじゃないですが、そのあたりの事情が気にならないなら、分解清掃・グリス塗り直しはGPUの冷却性能の復活、寿命を延ばすことにつながるかもしれません。

昨今のPCパーツの高騰は常軌を逸した価格上昇を見せていますし、数年その状況が続くなどとも言われています。

手持ちもパーツをやりくりする時代なのかなと思いつつ、メンテナンスでパーツ寿命が延びるならそれに越したことは無いですよね。

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